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ひびのいろいろ

桜の季節とラーメン熱

4月になって自分の心の奥深くにあった拉麺熱が盛り上がってきている。欲動とでも言っても良いのかもしれない。結果週に2回ぐらいは拉麺を食べている。拉麺だけでなく「つけ麺」も食べている。後者のほうが体には塩梅が悪いかもしれない。

 拉麺は言い方によっては、炭水化物と油と塩の塊のような毒薬のような食べ物だ。超ハイカロリーで胃腸に対してのダメージも凄まじい。飲んだ後の〆の拉麺は体にとっては劇薬にも匹敵するだろう。最近の「つけ麺」はそれに輪をかけて、素晴らしい(すさまじい)食べ物だ。

 不健康な食べ物なのに体がそれを欲するのはきっと最近ストレスフルな生活を送っているからだ。ストレスが体と心に蓄積すると、とにかく炭水化物か油か塩分を体に投入したくなる。太古の昔に人間がストレスフルな状況を生き延びるにはこの三種類の物質が必須だったんだろう。あとは水さえあれば、何とか人間は生き延びることができる。

 しかし現代は2017年だ。ストレス環境は昔とかなり趣が異なる。しかも私の年齢は中年というか、下手をすると初老に近い。しかも食べるのは決まって深夜。深夜の食事は睡眠覚醒リズムに大きな障害をもたらす。一説には寝る前のアルコールに匹敵するか、それ以上に悪いらしい。

 そんなことはわかっていても止まらない。自分のなかの衝動性が発動(ついでに不注意性も発動するので困るのだけれど)し、今日もやってしまった。

 しかしおいしかった。胃にズシンときた。のども渇いた。どうにもとまらない。