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ひびのいろいろ

映画 閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー

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職業柄 映画の背景にちょっと興味があったのと 連休中に事務仕事がたまっていて何か気分転換をしたくてこの映画を見に行ってみようと思った。舞台は長野県にある閉鎖病棟を有する精神病院。そこに入院している3人の患者さんを中心に物語が進む。しかしかなり精神病院(閉鎖病棟)と患者さんの設定に異和感があり、物語にとても入り込めなかった。この映画には精神科医のアドバイザーとかいなかったのだろうか?と思う。

なにせ主人公の1人は死刑執行に失敗した死刑囚が行き場所がなくて 精神科病院をたらい回しにされているという設定なのだ。その他の登場人物の設定もなんだか色々おかしい。そしてなによりも閉鎖病棟なのにまったく患者さんが守られていない。作家はなにを根拠にこんな設定をしたのだろう。精神科病院に大きな偏見があると言わざるを得ない。こんな映画が全国的に放映されれば精神科に対する偏見が益々増加するばかりだと思う。

しかしそれに反して役者の演技が素晴らしかった。特に主役3人の演技は特筆すべきものがあった。それを見るだけの価値はこの映画にはあるのではないかと思う

自殺で遺された人たちのサポートガイド―苦しみを分かち合う癒やしの方法―

自殺で遺された人たちのサポートガイド―苦しみを分かち合う癒やしの方法―

自殺で遺された人たちのサポートガイド―苦しみを分かち合う癒やしの方法―

1日で読み切った。重い話題の書籍などで途中で息つく暇もなかったというのが本音だった。身近な人が自死するというのはその辛さがとても想像できないほどに過酷な事象だろう。でも、それは稀なことでではない。日本では減少傾向にあるとはいえ、毎年1万人をゆうに超える人々が自ら命を断っている。ということはその周囲にいる関係者も数万単位で存在するということだ。

それは保護者だったり兄弟だったり、子どもだったり配偶者だったりするのだろう。本書はタイトル通り自殺で遺された人々に向けて描かれた書籍だ。

具体的な事例が膨大にわかりやすく書かれていることで、「あなたはひとりではありません」というおそらく本書で作者が一番言いたいことが嫌でも伝わってくるように思われる。そして遺された人々がどんな感情が出てもそれは不思議なことではない、ということも大きな助けになると思う。サポートグループの存在とその重要性についても、知らない人は知らないだろう。とにかく孤立しがちな人々にとって望みの1つとなるような本だと思う。こういう書籍を日本語化してくれた人々には本当に感謝したい。

第九章の「親を自殺で喪った時」は子どもの臨床を私はしているので大変ためになった。特に幼い子どもにどう伝えるか?という点から参考にすべきことが多かった。

また最終章の回復に向けての言葉も具体的かつ実践的で良い。それは以下のようなものである。

  • 何故だったかは決して分からないでしょう
  • 悲しむことと愛することは違います
  • 紙に書いてみましょう
  • 本を読むこと
  • 他者を手助けする-あなたの学びを活かすこと
  • 故人を記念するもの

巻末には推薦図書や自死遺族を支援するサポートグループの紹介もある。こういう所に優しさというか良心を感じる。とにかく自分が今の仕事をやっていく上で回避できない問題だけにこれからも勉強は続けていかなければならないなと改めて思った9月の連休であった。

Jake E Lee のESPギターと誕生日の夜

久しぶりにギターをバンドで弾くことになった。大学を卒業したのが20代半ばだからほぼ25年ぶりくらいにバンドを組むことになった。職場のお仕事的な趣きが強いのだけれど、ちょっとワクワクしている自分がいたりする。やはり音楽というものは自分を無心にすることができる。

自分への劣等感と周囲への嫉妬でもがき苦しんだのが20代の自分であった。どんなに努力しても周囲と埋め切れない差というものがあるのだと現実を叩きつかられた時代だったと思う。そんな時の自分を救ってくれたのが音楽だった。音楽を通して出会った仲間とは本当に素直に自分をさらけ出すことができた。そんな仲間との出会いがなければ、僕は生き残ってこれなかっただろう。そんなことを20年以上経った今になって実感する。

あの時代に自分を表現する手段は確かに音楽しかなかった。そしてその時の仲間は、現時点で全く交流はないとしても今自分の生きる財産になっている。それは宝物だ。もうあの時代に二度と戻ることはできないとは分かっている。でもそれを実感できるからこそあの自分の時代は圧倒的に愛おしい。

そんなことをすこし振り返りながら自宅でギターの練習をしようと思う、 ただし、その時に弾いていたESPのアーティストモデル(ジェイクイーリーモデルのストラト)は劣化が激しく、とても弾ける状態じゃなくなっていた。当時はこのギターとADAのプリアンプさえあれば無敵であると思っていたのに残念だ。そしてギターの腕前もまるで初心者戻ったかのように劣化していた。

それはそれでいいのではないかと思う。ギターを抱きしめて寝た高校時代を思い出せばいい。そして音楽に感謝すればいい。そう思った誕生日の7月だった。

47歳の夏

転職?職場を約20年ぶりに変えたのは今年の4月からだった。20年ぶりといっても四捨五入してだ。実際は15-6年ぐらいだ。そんなことはどうでもいいか。でも長く長く努めた職場を変えたのだ。自分の故郷の1つとお別れをしたのと同じことだ。新しい職場に慣れるのにも時間がかかった。特に4-5月は大変だった。6月も大変だった。というか今も大変か。

しかし、精神的および肉体的な負担が少し軽減されたのは事実だと思う。生活にちょっとの間ができて睡眠時間もまとまって確保できるようになったのだ。そして久しぶりに仕事でこれまた以前の職場に戻った。台風が近づいてきてちょっと行けるかどうかが微妙なところだったけれど。 以前の職場は(まだ数ヶ月しか経っていないので当たり前だけれど)全く変わっていなかった。不思議な感覚であるが、変わっていなかったのだけれど随分と久しぶりに訪れたような まるで数年ぶりに故郷を訪れたような感覚だった。

数時間の仕事を終えて、その場所のかつて働いていた場所の最寄り駅の小さなイタリアンで1人食事をとった。 店主が1人で切り盛りしている所謂「ワンオペ」の小さなイタリアンだ。中年男性の店主はにこりともせず、かといって冷たい感じもせず黙々と仕事をする所作が美しく僕はとてもこの店を気に入っていた。そしてやっぱりこの日も無愛想だった。そして、たった1000円のランチはいつも通りに格別美味しかった。

過去の思い出にいつまでも浸ってはおれないが これで明日からまた働くことができるな。そう思った7月の土曜日だった。

Pasta 303 Nero - 千葉県 市川市 - イタリア料理店 | Facebook

異動の3月 西八王子の夜

4月から職場を変わることになった。自分の人生の中ではわりかし大きな変化なのではないかと考えている。

今の職場に移ってきたのはまだ子どもも産まれておらず、田舎からやってきた。仕事の業務内容が今までと大きくかわり、本当にストレスの多い日々だった。子どもが生まれたりしたのでお金を稼ぐ必要もあったし結構大変な日々だった。月に二桁ほどの夜勤をこなした日もあった。

それでも数年がすぎてある程度適応してみると随分と居心地がよくなり、その居心地の良さに甘えてしまっている自分もいるなぁと実感した。だからという訳ではないが環境を変えることにした。「自分が大変だなぁと実感できる環境に常に身を置きなさい」という言葉が心の片隅にあったせいもある。

そうした経緯の中 送別会も終わって、感傷に浸っている間にふいに音楽が聞きたくなって「踊ろうマチルダ」のライブに行ってきた。

西東京の居酒屋で行われたそのライブは会場が狭くほぼ立ち見。人でごった返していた。夜の20時にスタートして2時間ちょっとぐらい続いたと思う。圧倒的に心の中に染み入る声に僕は満たされていた。音楽で別世界に行けるというのはこういうことなのかもしれない。派手な音楽ではないけれど、わかる人にはわかる。そして決して第一線になることはないけれど、永遠に語り継がれる音楽になるだろう。

素晴らしい音楽(詩)を聴きながら僕の仕事(臨床)もこんな風になれたら良いな そんな仕事をしていきたいなと心に浮かんだ西八王子の夜だった。

【書評】歯科(口腔)メンテナンスの大切さ

口腔内ケアの重要性について、超わかりやすく実践的にかかれている。歯医者ではなく医師による書籍。歯の磨き方は結構いままで色々な書籍で読んだが、舌の口腔内の中での置き方、ガムの食べ方などは全く知らなかったので超参考になった

口の中には、100億の細菌がいると言われています。 この数は、肛門にいる細菌の数より多いそうで、歯のケアが不十分で口の衛生状態が悪い人の場合は1兆を超える

この文章を読んだだけでなんだか気持ちがぞわぞわしてしまう自分がいる。そして、いままであまり口腔内ケアに感心を持てなかった自分に狼狽える。そんな自分と同じ感覚を持つ人々にはとびきりのオススメの書籍だ。

この書籍の良いところはきちんとしてエビデンス(文献)を示した上で何故口腔内のメンテナンスが必要なのかを明示してくれている所だ。確かに食への欲望は人間の最も基本とするところだ。美味しいという感覚は何よりも人間を幸せにしてくれる。温かいものを食べて「ほっ」とする感覚は何にもまして素晴らしい。僕はそう思うのだ。そして本書は具体的なメンテナンス方法を言及してくれているところがより素晴らしい。

その中で個人的に特に参考になったのは

  • 口腔内で舌をどの位置に置くか

  • オイルプリング

  • 歯磨きの仕方

  • ガムの重要性

  • 歯科検診の重要性

といったところだろうか。歯科検診はどこで良心的にやってくれるか? といった情報があまりないので それは今後自分の課題としようと思った。

ブクログ12月

Yoshitaka"s Book Shelf - 2018年12月 (3作品)
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ブクログを初めて、良かったことの1つに 月ごとにフィードバックが返って来ることがある。どういうことかというと上記のように前月に読んだ書籍をサマリーとして送ってくれる仕組みとなっている。上記は先月に読んだ本。なんとたった3冊しか読んでいない。読んだ書籍の数が多ければ、凄いとかいうものでもないだろうが、過去の自分と比較すると圧倒的に少ないなと思う。以前は電車の中でよく本を読んでいたのだけれど、最近はNetflixに夢中になっているからなぁ。駄目な大人だ(泣)。

しかしそんな中でも良い本との出会いはあった。久々に読んだ門田氏のノンフィクションだ。門田氏のノンフィクションはとても情熱的で、魂を揺さぶるものが多い。どちらかというと歴史の影に隠れた人物の姿を描くのが非常に上手い。今回はオウム真理教 井上嘉浩が題材となっている。井上嘉浩はオウム真理教の他の幹部と違って高学歴ではない。僕が昔抱いていた印象はもっとも狂信的な信者の1人という印象だった。

そんな思い込み(マスコミに植え付けられた固定観念)をひっくり返してくれる本だった。そしてとても僕は切なくなった。