【書評】戦争めし
太平洋戦争当時の食料事情は一体どうなっていたんだろう? 戦士した人々の多くが病死や餓死であったという報告もあるぐらいだから、きっと悲惨なものだったんだろうと考えていた。
http://mainichi.jp/feature/afterwar70/pacificwar/data1.html
しかし戦中より戦後直後のほうが日本の食糧難は酷かったという話もあるぐらいだから、配給制とはいえ戦中は結構色々なものを食べていたのではないだろうか?
そんな疑問の少しに本書は答えてくれる。この「戦争めし」という漫画は戦中から戦後直後の日本の食事についての逸話をまとめたもの。どれも史実に基づく本当の話らしい。
戦艦ヤマトでつくられていたラムネ飲料、パプアニューギニアで作られたカツ丼、空襲下の鮨などなど。始めて聞いた話ばかりで非常に興味深い。
生きるとは食べることなのだな、とこの漫画を読んで改めて理解できる。