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ひびのいろいろ

【書評】僕だけがいない街

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僕だけがいない街は、日本の漫画作品におけるSFサスペンスの一大傑作。主人公はある特殊な能力をもってしまった少年(青年)。その能力とは再上映(リバイバル。

再上映とは直後に生じる「悪いこと」が取り除かれるまでその直前の場面にタイムスリップしてしまう特殊能力。この能力を使い少年時代に未解決となっていた事件に取り組んでゆくという話の展開。僕の拙い文章ではその魅力が伝わらないが、しかし実際の漫画は壮絶とも癒えるほどの緊迫感。

特に5巻の最後はちょっと恐ろしいまでの話の終わり方だったのが6巻でこれまた予想外の展開に。 少しずつ過去が変化していくことにより現在そして未来までも変化してゆく。

おそらく漫画はもう終盤にさしかかっているのだろうけれど、これからのストーリー展開が全く読めない。早く次ぎの7巻が発売されないかなあ。本当に素晴らしいサスペンス。