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ひびのいろいろ

【書評】僕だけがいない街

僕だけがいない街」は再上映(リバイバル)という特殊能力をもった主人公の話。

再上映とは直後に生じる「悪いこと」が取り除かれるまでその直前の場面にタイムスリップしてしまう特殊能力。その主人公が自身の小学校時代にひょんなことからタイムスリップし,その当時あった事件に巻き込まれていく。

現在第5巻まで発売されているが,まだストーリーとして完結していない。 しかし巻が進むにつれて少しずつ物語の核心へと迫っているようなそんな展開。

なにしろ物語の緊迫感が強く,読んでいて飽きさせない漫画。犯人がだれだが分からない所が恐怖心を煽るし読む手が止まらなくなる。話の展開的に言えばあと1-2巻で話が完結すれば,すばらしい漫画として後世に語り継がれるのではないかと思うほど逸品な作品です。