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ひびのいろいろ

【書評】いぬやしき

冴えない、しかし気の良い初老の男性と、ちょっと性格的に難のあってそしてかなり残虐な高校生。実際に高校生のほうは次々と人を殺し、初老の老人は人助けをしようとする。そんな2人がそれぞれ自分の身体が機械化される。そしてそこから起きる様々な事象

日常の中に生じる狂気。圧倒的な画力方や僕は日本随一だと思う)で物語が展開してゆくためにそんな絶対に起こるはずもないような物語がリアルな感覚で読み手に伝わる。そんな不思議な感覚そして快感がこの作品にはある。そういえば初期の「GANTZ」もそうであった。

現時点で第2巻まで出ている漫画の。これから一体どう物語が展開してゆくのかまったく予想できない。そんなワクワク感も「GANTZ」に通ずる。また先を読むのが楽しみな漫画が増えたので本当に嬉しい。

そういえばこの漫画は書籍版とkindleバンがほぼ同時に発売。こういうところも自分としては喜ばしい。漫画はiPhonekindleで読むのが快適であると思うので。