大阪の絶品カレー『カシミール』に行ってきた
大阪出張の時にどうしても食べたかったものかあった。それはカレーだ。目指すお店は開店時間が不明確。そして炊飯器二つ分のお米がなくなった時点で営業が終了してしまうという奇跡のお店。その名も「カシミール」。カレー好きならおそらく全国的に有名なお店だ。
丁度今回の大阪での仕事場がこのお店の間近。しかも少しばかりの昼休みが作れることになり一か八か行ってみることにした。
場所は高速道路の真下ぐらいの場所。繁華街からは少し離れた場所にある。入り口もかなり分かりずらくちょっと迷ってしまった。看板は出ているものの極めて分かりづらい^_^;
入り口のドアも集合アパートみたいで極めて分かりにくい。しかしこんな怪しい雰囲気がいかにも良い感じ。特にカレー屋さんという枠組みの中ではこのような怪しい雰囲気は何よりもの利点になるだろう。
扉をくぐってみると､店長さんの渋い顔。それはもう炊飯器の中のご飯がほとんどないからだった。『今日は終わりです』と一瞬言われそうになったのを何とかお願いして､ご飯はちょっとでも構わないからという条件で最後の一杯を幸運ながら注文できることに。これはかなり運がついていた。そして無理なお願いを引き受けてくれた店長様に感謝。
自分は野菜カレーを注文。注文してから野菜を切ったり､スパイスを色々調合したり非常に店長の手際が良い。まな板の上で野菜を切る音が店内に響いて何とも気持ちが良い。その手際の良さを見られるだけでこのお店に来る価値はあるのではないかと思う。
出てきたカレーがこちら。サラリとしたカレーで辛いが奥深い。ご飯がどんどん進む不思議な未体験のカレー。無理してお願いして作ってもらってよかった。それほど美味しかった。この場所に来ることは一生に何回もないだろうが､また来る機会があったら是非再訪したいなあ､とそんなことをしみじみと思わせてくれるカレーであった。
