FakePlasticTree

ひびのいろいろ

連載開始10年目にして全く衰えず

十年前と言ったら自分は一体何をしていたんだろう?? 少し思い返してみた。きっと仕事場を変わってちょっとした頃だ。子どももまだだいぶ小さかった。下の子どもは生まれていなかったかも知れない。手持ちのコンピューターはMacではなくThinkPadであったかも知れない。まだiPhoneはなく携帯電話の時代だった。

こんな僕でもまだまだ荒っぽくて血気盛んな時代であったかも知れない。色々これからのことで不安で一杯であったかもしれない。

そんなことをふと考えたのはある作品が今年度で十年目ということを知ったからであった。

その作品とは「キングタム」だ。

もう42巻。いつからかこの作品も紙媒体でなくKindleで購入することになった。少し入手の時期は遅れるが自宅の本棚の空間を圧迫しないのは本当に有難い。

自分は随分くたびれてしまったがこの作品のテンションはずっと常に上がりっぱなしだ。こんな作品も珍しいだろう。

合従群と秦との闘いが一段落つきちょっと落ち着いたかと思いきやこの感から再びその針は振り切れる。

読み進めるのがもったいない程に血湧き心躍る作品。 これが最後まで続くとしたら本当に凄い。奇跡的な漫画だ。