【書評】風俗行ったら人生変わったwww
面白い小説というのは途中で決して読むのを中断できない。例えそれが深夜でも読むのが気になってしょうがなくなってしまう。今回読んだ。以下の小説（話？）は僕にとってそんな感じのものであった。
29歳､生まれた年齢と彼女いない歴が同じ。ニート経験あり。ブサ面。そんな男子（遼太郎）が風俗に生まれて初めて行くところから物語は展開する。遼太郎はお店で過換気になってしまい､お店の女の子にビニール袋をあてがわれなんとか助けてもらう。ビニール袋によるペーパーバック呼吸はちょっと危険なんだよなあと思うけど､まあいいか。
それをきっかけとして､その女子（かよさん）に遼太郎は惚れてしまい､風俗へと通い詰める日々が持続する。そして展開してゆく物語。この物語の一番の魅力は､この遼太郎のネットでの親友｢晋作｣君の活躍だろう。
高杉晋作を連想させるような､切れ者で度胸があり､遊び人。度胸がガツンと座っていて､1本筋が通っている人物。そんな人物が物語の中盤から大活躍する。その活躍は胸がスカっとするような爽快感さえある。そう､例えば水戸黄門のような。
2チャンネルの書き込みから作り上げられた物語。
この小説は､2チャンネルの書き込みを元にして作られた。昔爆発的に流行した｢電車男」のような話。ストーリーの内容は違うけれど､人を惹き付ける内容であることは確実。2チャンネルは殆ど活用したことはないけれど､時々こういうものが生み出される。非常に魅力的なウェブサービスだなあと思う。
11月にはこの作品は映画化もされるらしい。こんなところも電車男と同じだな。
映画『風俗行ったら人生変わったwww』公式サイト 11月ロードショー
きっっかけはホリエモンの本
この本を読んだきっかけはホリエモンのこの本で紹介されていたから。
僕と同世代でどうしても気になってしまう人物。この本をKindleで購入し､気になった本はまたKindleその場で購入。読みたい本がほぼ時間のロスなしで購入できてしまう時代。便利な時代になったもんだああとつくづく実感。その他にも色々気になる本があったのでこれを機会にまた何冊か購入してみよう。
