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ひびのいろいろ

【書評】風雲児たち26巻

風雲児たち」の新刊を知ることで季節の移り変わりを知ることができる。それは「風雲児たち」が年に2回発刊されるからだ。そして今年もそんな季節がやってきた。発売と同時に手にした26巻。いつもはコミック形式でAmazonから購入していたが、今回はKindle版も同時発売。迷うことなくKindle版を購入した。Kindleなら場所を選ばず読むことができるし、ちょっとした隙間時間なども読書に充てることが出来る。素晴らしい技術。

風雲児たち26巻」は岩倉具視が主に取り上げられている。維新十傑の1人でもある岩倉具視和宮降嫁においてどのような意図をもって陰謀を張り巡らしたかが、詳細に描かれている。教科書では数行で終わる歴史の事実がここまでの物語があったのかということを知ることができるのは幸せなことだ。とにかく改めて知る事実が多い。和宮がどうやって江戸まで辿り着いたかとの物語も面白い。そしてこの岩倉具視という人物の暗躍ぶりも凄まじい。

その他にも文久遣欧使節団や高杉晋作なども登場する。

次の巻が出版されるのは半年後。うーん。待ちきれない。