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ひびのいろいろ

映画 閉鎖病棟ーそれぞれの朝ー

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職業柄 映画の背景にちょっと興味があったのと 連休中に事務仕事がたまっていて何か気分転換をしたくてこの映画を見に行ってみようと思った。舞台は長野県にある閉鎖病棟を有する精神病院。そこに入院している3人の患者さんを中心に物語が進む。しかしかなり精神病院(閉鎖病棟)と患者さんの設定に異和感があり、物語にとても入り込めなかった。この映画には精神科医のアドバイザーとかいなかったのだろうか?と思う。

なにせ主人公の1人は死刑執行に失敗した死刑囚が行き場所がなくて 精神科病院をたらい回しにされているという設定なのだ。その他の登場人物の設定もなんだか色々おかしい。そしてなによりも閉鎖病棟なのにまったく患者さんが守られていない。作家はなにを根拠にこんな設定をしたのだろう。精神科病院に大きな偏見があると言わざるを得ない。こんな映画が全国的に放映されれば精神科に対する偏見が益々増加するばかりだと思う。

しかしそれに反して役者の演技が素晴らしかった。特に主役3人の演技は特筆すべきものがあった。それを見るだけの価値はこの映画にはあるのではないかと思う