まったく朝から蒸し暑い
まったく蒸し暑い。
自宅は狭く、寝室はもちろん他の家族と一緒になる。家族といえども人間とは面白いもので皮膚感覚が全く異なる。妻は寒がりだし、子どもは随分と暑がりだ。自分は子どもよりも暑がりかもしれない。体脂肪率と年齢とが微妙に交叉して相互作用した結果そんな状況になっているのだろう。
だから大変なのだ。子どもは扇風機のスイッチをつけたがるし、妻はそれを嫌がる。僕はどちらかというとクーラーのスイッチを押したい。そんなそれぞれの思想いが交錯する。しばしば何ともいえない雰囲気になる。いっそ別々の部屋で寝れるような空間的スペースがあったら、どんなに贅沢なんだろう。
そもそも世代間境界をしっかりつけるためにも、少なくとも小学生の子どもとは別々に寝たほうが良いのはわかっている。しかしそれが出来ない残念な状況なのが我が家なのだ。いかんともし難い。
そんなことをウダウダ考えながら蒸し暑い布団の上を寝苦しく動き回っていた。そんな土曜日の夜であった。寝付きは悪くても朝早く起きてしまうのが蒸し暑い季節のちょっといただけないところ。そしてまた寝不足だ。