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ひびのいろいろ

僕はコミュニケーション能力がない

僕はコミュニケーション能力がない。それは僕の身近にいる人なら至極当たり前のことのように思っているはずだ。 とにかくコミュニケーションが必要とされる場所に滅多に弱い。固まってしまって自分がどう動けばよいか、どういう表情を創ればよいか、どんな相づちを打てばよいのか? そんなことが頭の中をグルグル廻ってしまう。そしてそんなことを考えているものだから、動作がメチャクチャに挙動不審になってしまう。

そんな挙動不審な自分を認識するものだから、益々動きがぎこちなくなる。そして緊張が高まる。職場の飲み会の席、特に立食パーティーなどは最悪だ。この世で一番辛い場所を1つ挙げてみて下さい。そんな質問があるとしたら僕は立食パーティーを選ぶ。そんな自分にひたすら自己嫌悪する。

そんな訳で人が集まる場は酷く苦手だ。むしろ回避してしまう。その根底には自己防衛や自己に対する愛、ナルシスティックな要因が大きく関与するんだろう。

だから今回行われた僕の親族の法事もちょっと気が重かった。どうせまた固まって最後にはどうしようもない自己嫌悪に追い込まれることになるんだろうな。そんなことを考えていた。しかし久しぶりに何十年かぶりに会った人達はとてつもなく暖かかった。自分が子どもの頃にお世話になった叔母さんや叔父さんもとてつもなく歳をとった。そんな人々に『〜くん』と呼ばれたのだ。40過ぎの叔父さんが『〜くん』だ。それはとても恥ずかしいが感謝すべき事なのかもしれない。

やっぱり自分は自分のことしか見えてなかったのかな。そんなことを考えた三連休の中日であった。