汚くてとっても美味しくて優しいお店
無知で知らなかったのだけれど岡山県は鰆(さわら)で有名。それも刺身で食べるのは珍しいらしく岡山の名物になっている。漢字が「さかなへん」に春なので春の魚というイメージが強いけどどうやら旬は2月頃の魚らしい。
あまり高い料亭街だとお金が払えないので駅前の食堂にそのさわらを食べに行った。場所にはRettyで評判記の良かったお店。
外装はご覧の通りかなりきたない。お店の中に入っていくだけでもかなりの勇気がいる。お店の中も同様に汚かった^_^;
お店は気の良い老夫婦が切り盛りしていて店内ではAMラジオが昭和なカセットプレイヤーから雑音混じりの音で絶えず流れている。オヤジは新聞に目を通しながら料理の下ごしらえをしている。何だかとっても懐かしい雰囲気。
店のおばちゃんは明るくて絶えず話しかけてくる。「何処の出身」だとか「岡山にはどういう用時できたか」とか。そして注文もいつの間にか決められていた。
それは店の名物の『鰆丼』と『鰆のたたき』。そしてママカリはサービスで食べさしてもらった。ママカリは結構でかくてびっくり。
鰆丼は半分食べて、後はひつまぶしのようにお茶漬けにして食べる。写真のホワイトバランスがおかしくて何だか変な写真になってしまった。
味のほうは抜群に美味しくて箸が止まらず,あやうく全て完食するところだった。最後には残りの半分のお茶漬けの食べ方が下手くそ!とおばちゃんに笑われてしまった。なんでも関東圏の人間はお茶漬けの食べ方が下手くそで見ただけで分かるのだそうだ。ちょっと恥ずかしかったな。
そして美味しかったのが『鰆のたたき』。オヤジ特製の薬味を入れた「たれ」が抜群に美味しかった。
岡山駅前にあるこのお店。また岡山に行くことにがあったら行ってみたいな。