古代邪馬台国を舞台にした異色の漫画『雷光』
日本の古代を扱った物語というのはあまりない。神話ぐらいで,あまりエンターテイメントとして,成り立ちにくいこともあるんだろう。
この漫画は古代邪馬台国を舞台にした漫画。卑弥呼がまだ生きていて,邪馬台国には三国志で有名な魏の国の使者も渡来人として,政治の中枢に入っているような時代の物語だ。
資料もあまりない中で物語を作ってゆくのは,凄く難しいことであると思うけれど,「神仙術」という忍術と魔術の中間のようなものを繰り広げて闘うストーリーは引き込まれる。全21巻のうち,まだ1巻しか読めていないけれど,先を読むのが楽しみな漫画だ。
中古であればAmazonで全巻を購入しても数百円で購入できてしまうので,冬休みの読書としてもオススメ。