FakePlasticTree

ひびのいろいろ

雨上りに走る

週末はずっと雨だと思ってた。だから週末は走ることを諦めていた。 しかし何の奇跡か日曜日の午後から真っ青な快晴。こんな青は久しぶりだと思うような吸い込まれそうな快晴。

週末は運動はほぼ出来ないのだと諦めていた。しかし折角の快晴。早速10kmほど走ってみようと自宅を飛び出した。 僕の自宅の周りには川沿いのランニングロードがある。丁度そこを行き帰りで一周すると10kmほどの距離になる。自分にとってはとても丁度良い距離なのだ。だからランニングはいつもそこを使っている。ちょっとマンネリ気味だけど。

そのランニングロードに僕と想いを同じくしたと思われるランニングマン(?)達と結構遭遇した。やっぱり人間って考えることは一緒なんだな。そして最近のランニングマン達は殆どがヘッドフォンをしている。僕も以前はしていたのだけれど危ないから辞めた。ぼくはナルシスティックというか陶酔しやすい人間だ。だから以前、音楽に聴き入って夢の世界に行っている途中に車に轢かれかけたのだ。酷く怖かった。だからランニング中に音楽を聞くのは辞めた。

音楽抜きで走っていると自然と注意は視界に移ろう。街の様子とか最近の人々の所作なんかに目が行く。 それが結構面白い。

最近気になったのはスマホでイヤフォンを通して堂々と通話している人々が増えたこと。僕は昭和の人間なので電話は家の中でひっそりとやるもんだと考えている。人に自分の会話が聞こえるのが酷く恥ずかしい。しかし結構大声で会話の内容が筒抜けで話している人が沢山いる。外国だとよくある光景だったが、日本でもそうだったのか。

それはそれで時代の流れなんだろうけれど、ちょっと恥ずかしい。聞こえちゃうこっちが恥ずかしい。

きっと年齢を重ねるということは、こういった異和感が日常的にどんどんと増えていくことなんだろうな。そんな異和感を他罰的にならずに受け止めていかないといけないんだろうな。