FakePlasticTree

ひびのいろいろ

【書評】ヒルクライムトレーニングの極意

www.yoshitaka4729.com

www.yoshitaka4729.com

軽井沢といい、ついこのまえの奥多摩といい最近出場するロングライドはヒルクライムが多い。自転車を始めた当初は、坂を上がるなんてとんでもない。何故そんなきついことをやるのか不思議だった。しかしようやくちょっとだけその面白さがわかってきた。

何よりもレースが終了した後の達成感がけた違い。そして他人と記録を競いあうものではないところがまた気に入っている。自分の体力に合わせて作戦を練るのも中々楽しい。レースの前までの準備期間もまた楽しい。レース当日の緊張感もたまらない。

そんな自分自身の気持ちに拍車をかけるような書籍を今回読んだ。著者は還暦近いのに未だにヒルクライムのレースに参加を継続している人物。そして驚くべきことに記録を更新し続けている。しかもこれまた驚くべきことに毎朝!仕事前に100km自転車で駆け抜け、トレーニングを行っているのだ。そして自転車(ロードバイク)に乗る目的がお酒を楽しむことという点も素晴らしい。

一流選手としてのトレーニングの仕方。特に心拍数を意識した無理をしないトレーニングの仕方が随分と参考になる書籍。

そして何よりも年齢が40を超えた自分にとって色々な勇気を与えてくれる。

「ロードバイクに乗りたい、速くなりたい」と思った時が適齢期です。年のことを考えて足踏みするのは、もったいないですよ。  それから、私は年齢を乗り越えるつもりはまったくありません。乗り越えるのではなく、年齢とうまく付き合っていきたいと思っています。そのためには、自然に逆らわないことがいちばんじゃないでしょうか

 

ヒルクライムは機材スポーツ※6でもあるんです。だから、若い頃には買えなかった、高級機材でカバーすればいいんですよ

こういう書籍を読むと年齢を重ねるのが嫌ではなくなってくる。そしてワクワクしてくる。次ぎのレースに向けて頑張るぞ。