ヤングパラダイスからオールナイトニッポンそしてルネッサンス

いつの頃だったか､僕の生きる糧の1つが深夜のラジオ放送であった時期があった。それは中学生の頃。友だち付き合いもあまり上手でなく､東京の公立中学校の中で特に特徴もない日々を送っていた僕にとって深夜ラジオを心の支えだった。その当時はニッポン放送の全盛期で今でも周波数の1242はスラスラと出てくる。

東京に住んでいてもこの1242は時々電波が入りずらいことがあって､時々雑音混じりで聞いていたことも覚えている。深夜ラジオは平日は12時以降も放送しているものの､日曜日は深夜1時で終了してしまい､その後朝5時まで全く放送がない状態があった。そもそも日曜のラジオはあきらかに違う日に録音されていたのだろう。と推測されるものばかりでそこにそこはかとない淋しさや切なさがあった。

そんな深夜のラジオ番組の中での定番は三宅裕司氏の「ヤングパラダイス」とオールナイトニッポンであった。

オールナイトニッポンは一部と二部があって一部は1時から二部は3時から放送される。一部は有名な人（とんねるず　とか　ビートたけしとか）が担当し､二部はかなりマイナーな人が担当していた。確かブレイクする前、デビュー曲を出す前の福山雅治や有名になる前の久本雅美なんかもやっていた。久本雅美の放送はメチャクチャ面白かった。

三宅裕司のヤングパラダイスは「みとさま」とか「おぼっちゃま」「恐怖のやっちゃん」など（名前あっているかな？）名物コーナーがたくさんあった。それが抜群に面白く､良く1人で部屋の中で爆笑していたものだった。いま考えると全く夜に勉強してないよな。勉強しているつもりだったけれど実はラジオを聞いていただけだったなのかもしれない。