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ひびのいろいろ

【書評】いぬやしき5巻

GANTZといえば史上最強に絵が綺麗で漫画のレベルを超える作品。そして序盤は最大の盛り上がりを見せるものの、その後の尻つぼみ感も史上最強クラスの印象深い作品。 特に初巻から10巻ぐらいまでの盛り上がり方は空前絶後というか、超名作作品の香りがプンプンと漂って、もうそれだけでいてもたってもいたたまれなくなるような感じであった。同時のその後の残念感も筆舌に尽くし難いのも印象的な作品であった。

しかしとにもかくにも本作者の画力や、物語を盛り上げていく力は白眉そのもの。表現方法は陳腐であるが、ハリウッド映画のような作品だった。 この作者の最新作が「いぬやしき」。

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大体からしてこの題名の意味がよくわからない。作品の経過が進むにつれてその由来が明かになってゆくのかも知れないが、はっきり言ってよく分からない。

この「いぬやしき」5巻では、今まで悪者だと考えていた登場人物、主人公の1人超イケメン高校生である『獅子神皓』が徐々に変化?してゆくことがわかる巻だ。人を守ったり助けたりといったちょっと柄でもないことをやっている。その彼に対して今後の運命を変えるような衝撃の結末で本巻は終了する。

その後の展開がどうなってゆくかが非常に楽しみ

特に2人の登場人物の機械化を行った親玉は誰であるか? その変はまだまだ分からないんだろう。 終わり方と言う意味ではGANTZではその辺りがちょっと残念なことになっていたので本作品には期待したなあ。