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ひびのいろいろ

【書評】ぼく、ドラえもんでした。涙と笑いの26年うちあけ話

ドラえもんの声といえば大山のぶ代。僕らの世代は100%そう答えるだろう。

今の愛くるしくて若々しいドラえもんの声とは正反対真逆の声。しかしこの濁声が何故かしっくりとドラえもんのキャラクターに似合っていた。西洋菓子じゃなくて、どら焼きの声とか、そんな感じ。

ドラえもんの他にも僕にといってはザンボット3の声としての印象も強い。 私生活では子どもを2回亡くしてしまったり10代半ばで母親を亡くしてしまったり激動の人生ともいえる。

最近では認知症を公表し、その後仕事にカムバックして話題になった。

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そんな大山のぶ代ドラえもんとの出会いから原作者である藤子・F・不二雄の死去ぐらいまでの時代を振り返った自伝。

日本の歴史的な漫画に関わるというのは大変なことなんだろう。そして確かドラえもんは毎年のように長編アニメを映画でやっていた。そういったプレッシャーも相当のものだろう。20年以上、ドラえもん以外の声は全てオファーを断っていたそうだ。

仕事の復帰は嬉しいばかり。後何年現役でいられるかはわからないけれど、末永く頑張って欲しい。