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ひびのいろいろ

みなもと太郎氏の風雲戦国伝を読んだ

 

 

 

風雲戦国伝 風雲児たち外伝 グループ・ゼロ

風雲戦国伝 風雲児たち外伝 グループ・ゼロ

 
 
 
 
 日本の歴史漫画の大傑作といえば みなもと太郎氏の三十年続く「風雲児たち」だろう。 第8回手塚治虫文化賞 「特別賞」を受賞したこの作品は文化的な価値も非常に高い。漫画という媒体にとどまらない本当に素晴らしい作品。
 

 

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 幕末を描くこの作品は最初は戦国時代からその物語が開始される。現在も作品は進行中でついこの前 桜田門外の変について書かれたばかり。(この桜田門外の変の記述、描写が実に面白かった)何せ情報量が半端ない。
 
年に2回 大体は春と秋に漫画が発売されるのだが何時もその時期は嬉しすぎて自分自身がソワソワしてしまう。
 
そんなみなもと太郎氏が戦国時代を描いた漫画が「風雲戦国伝」
 
  • 大谷吉継
  • 佐賀3部作
  • 武将伝シリーズ(会津/彦根/伊賀武将伝)
  • 名城伝( 福岡/姫路 名城伝)
  • 安芸3部作
  • 土佐3部作
  • 日本城砦伝
という内容のショートストーリーを組み合わせた内容になっている。どれもすこしの内容であれば知っているが実際はそれほど詳しくないようなものばかり。なので本書を読むと「なるほどなぁ」と新たな発見をすることが多い。
 
そして歴史が点でなくひとつの物語として有機的なものとして理解てきるのもこの作者の作品の大きな特徴。学校の歴史の勉強とは全く異なる世界がここにある。
 
Kindleで読むこともできるし、是非もっと有名になって欲しい作品(作者)だ。