隠し剣 鬼の爪
今週のお題「行ってみたい時代」
- 出版社/メーカー: 松竹
- 発売日: 2005/04/28
- メディア: DVD
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僕の子どもの頃は所謂ゴールデンタイムと言われる時間帯に時代劇が色々やっていた。今はよくわからないけれど、土曜日の丁度テレビが多く見られるであろう時間帯はいつも時代劇がつけられていた。特に自分自身が好きだったわけではない。となりにいた祖母や母たちがなんとなくみていたのを隣から見ていただけだ。
だから日本のある時代に行きたいとしたらどうしても自分の中でイメージのつきやすい「江戸時代」ということになってしまうのかな。そんな江戸時代を対象とした映画は当然いくつもある。特に山田洋二監督の時代劇は僕にとってどれも忘れがたいものばかり。所謂「藤沢周平三部作」と呼ばれるものだ。 今回その三部作の中で自分が最後にみた映画が「隠し剣 鬼の爪」
この映画は出演している俳優陣が凄い。どの役も有名処ばかり。そして当然の如く演技が上手い。三部作の中では一番ストーリー的に地味ではあるが、それを役者の演技で大きく補っている。そんな映画だ。
そんな俳優陣の中で「吉岡秀隆」と「緒形拳」の演技が抜群に素晴らしい。吉岡氏の木訥とした演技と緒方氏のこれぞ悪役という演技。
幕末の雰囲気も随所に感じることのできる素晴らしい映画。