日本が誇るワールドクラスのバンドMonoのライブへと行ってきた
今年一番の楽しみであったmonoのライブ。
「mono」とは残虐かつ激烈で切なさを織り交ぜながら,もの悲しく美しい,そんな世界を醸し出すバンドだ。
場所は代官山という至極オシャレな場所にあるライブハウス「代官山UNIT」.生まれて初めての代官山。今まで見たこともないようなオシャレな煌びやかな場所であった。こんな場所にライブハウスがあるのかな?と一瞬不安になったものの当然だけど代官山駅の近くの地下にあった。
思えば前回「Mono」のライブに行ったのは2年前だった。その時は恵比寿のLiquidroom。今回の代官山UNITはLiquidroomよりも若干会場が小さかった。しかし長い2年だった。その間にこのバンドは世界中を飛び回り,押しも押されぬワールドクラスのバンドに。必然の結果日本ではほとんど公演をしない。そして日本ではこのバンドはそんなに認知度はない。偉大なバンドなのに何故か日本では人気が出ない。不思議。
個人的にはあまり人気がないほうがライブのチケットが購入しやすくて良いのだけれど。
新しい二枚組のアルバムを発表してからの来日!
今回のライブは昨年末に発表した二枚組のアルバム 「Ray of Darkness」と「The last dawn」発表後のライブ。生命の死滅と誕生を思わせるようなスケールのデカい(元々スケールの大きなバンドだけど)作品だった。それだけに本当に今回のライブは期待度がMax。楽しみ度合いが際立っていた。
そして圧感のLive!!!
そして圧感のLive。演奏は図太くリズム隊の繰り出す音圧がただただ心地良い。音圧がもの凄く目を閉じて音を聞いているだけで,思わず違う世界へトリップするような感覚はこのバンドならでは。入場者の年齢層は幅広く,国籍も多様。それがこのバンドの懐の深さを物語っている。
このバンドにしては珍しく全てのメンバー(ドラムを除く)が立ち上がってプレイしていたのが印象的。ゲスト出演のボーカルも素晴らしかった。
まるで一流のオーケストラを聴いているような感覚(聴いたことないけれど)に浸れるバンド。本当に濃密かつ至福の刻を過ごすことができた。その余韻のまま帰りにはDVDを購入した。
個人的な願いはNEW YORKで演奏したように本物のオーケストラとの共演を是非日本でもして欲しい。