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ひびのいろいろ

タイトルは残念な感じだけど内容は素晴らしい「17歳のカルテ」

とびっきり暑い夏になりそうだと思ったら肩すかしを食らってここ数日はちょっと涼しい。身体も中々そのペースについていけない。暑いなら暑いではっきりしてくれた方が気が楽。でもできたら過ごしやすい方がいい。自分の中でも矛盾しているな。

そんな矛盾した気持ちの中、先日見た映画「17歳のカルテ」。アメリカの1960-70年代の精神科病院、女子閉鎖病棟に入院した女子たちの物語。主人公は境界性人格障害と診断された少女2人。

10代の思春期少女たちの揺れ動く心の様子を素晴らしい演技で見せてくれる映画だ。

境界性人格障害の人たちの繊細でかつ攻撃的、刹那的な面が素晴らしく表現されている。

そんな少女達を支える医療スタッフ、看護士さんたちの肝っ玉母さんぶりも見ていてとっても微笑ましい。入院期間の長さとかも今のアメリカだったらちょっと考えられないのかも。そういう意味で精神医療というのは進歩しているのか、はたしてそうでないのかちょっとかんがえさせられますな。

17歳のカルテ コレクターズ・エディション [DVD]

via PressSync